門前地域住宅復興支援ネットワーク

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全国都市再生モデル調査
 全国で先進的な都市再生活動に取り組む団体の活動を国が支援する2007年度の「全国都市再生モデル調査」の一つに、 6月25日、門前地域住宅復興支援ネットワークの活動メンバーである「門前町總持寺周辺地区まちづくり協議会」の提案した、「能登半島地震被災住宅修復手法検討モデル調査」が選ばれました。今後は国からの支援を受けながら、修復モデル現場の運営や建て起こしなどの伝統的な修復手法のPRを進めていきます。

調査テーマ
・ かつて、日本の民家は幾度も建て起こしや家上げをし改修することで、経済的で環境負荷をかけず長期間にわたり使用されてきました。しかし、そのような伝統的な修復工法は今では一般的ではなく、短い耐用年数のもと、建て替えや新築が住宅更新の主流となっています。
・このたび能登半島地震が発生し、被災住宅の多くが解体撤去され、建て替えられようとしていますが、高齢化が進んだ当地では経済的にも建て替えられない世帯が多く、地域外への人口流出やコミュニティの崩壊が進むと危惧されています。
・このようなことから、実際の被災住宅を建て起こしや家上げなど伝統的な修復工法のモデル工事について、データを収集、検証し、このような修復事業の有効性を明らかにし、これをPR普及し、経済的で環境への配慮もあり将来の景観形成にもつながる住宅復旧を進めることを調査テーマとしています。

活動内容(案)
@モデル現場と修復工法の調整
・モデル現場を選定し、建て起こしや家上げの修復工法を調整します。

Aモデル工事の公開、体験機会の設定
・モデル工事の現場を公開し、被災住民や地元建築事業者、学生、建築士、研究者に、工事の様子を体験してもらいます。

B工事前後のデータ収集
・モデル工事対象民家の破損状況の計測、工事実施状況の記録、工事後の計測を行い、データを収集します。

Cデータ・記録の分析と修復工法の概要取りまとめ
・今後、修復工法を普及するための資料とするため、データ・記録を分析し、工法の概要を整理します。

D修復工法の説明パンフレットの作成と普及
・以上から得られた内容をパンフレットなどにまとめ、被災住宅の修復工法について理解を広めます。

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